腸腰筋を意識する

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バレエの骨話と言いつつ、ここは筋肉の話です。

内容もバレエ初心者向けかも。

 

 

 

 

普通の人が脚を上げろと言われると 前ももにある大腿四頭筋を使います。

 

 

 

が、この筋肉、使いすぎるとたちまち太くなる困り者。

 

しかも 外側の目立つ場所にあるため、

大腿四頭筋に頼ったバレエレッスンをしていると、

 

バレリーナにあるまじき、たくましい脚になってしまいます。

 

 

そこで、バレエでは身体の深層にある腸腰筋を使うよう

指導されます。

 

 

 


腸腰筋

 

腰骨から大腿骨に

つながる長い筋肉

大腿四頭筋

 

太ももの前側にある

大きな筋肉

 

本来は膝の屈伸を司る


 

 

「腸腰筋を使う」と言われても

 

昔からバレエをやってる人ならいざ知らず、

大人からバレエを始めた初心者が

 

「大腿四頭筋でなく、腸腰筋!

 

と言われて、すぐ出来る人はいません。

 

目視できる大腿四頭筋ならともかく、

腸腰筋なんて初めて聞く人も多いのではないでしょうか。

 (フィレ肉にあたる部分ね)

 

 

 

 

 そこで

しろくまが お世話になっていた整骨師さんから教わって、なかなか良い感じだった 腸腰筋を意識するための練習法をご紹介します。

 

この方法は

しろくまだけではなく、他にも成功した人がいるので、

ご興味ありましたら試してみてください。

 

 

腸腰筋を使うには、まず自分の身体の中で腸腰筋を意識する事が大事。

 

 

準備するものは あればパワーアンクル、なければ重めのスニーカー など。

脚を振り子のように揺らすので おもりになるものがあったほうが揺らしやすいし、腸腰筋も意識しやすいです。

 

それと 何でもいいけど小さな踏み台

 

 

 

壁等に捕まって、片足で台に立ちます。

 

宙に浮いた方の脚を完全に脱力し、前後に振り子のようにと揺らします。

 

決して意識してではなく、完全に脱力して(大腿四頭筋を完全に緩めて) 揺らします。

 

これを毎日片足15分行います。

 

 

揺らしている間、腸腰筋が身体の深部で揺れにひっぱられ、伸び縮みしているのを感じます。

 

 

 

 

 

最初の5日間くらいは何も感じられないかもしれませんが、

 

 

二週間を過ぎる頃には 腰からももの骨にのびる長い筋肉が 脚の揺れにあわせて 伸縮しているのを感じるようになります。

 

 

 

感じられるようになったら、

大腿四頭筋をリラックスさせたまま、腸腰筋を使ってバレエレッスンを心がけます。

 

 

 

 

口で言うのは簡単ですが、腸腰筋を感じ始めてからも大腿四頭筋を働かせずに 脚を操作するのはなかなか出来ません。

 

腸腰筋を感じさせるところまでは 整骨師さんが教えてくれましたが、

 

それ以降は 本人が根気よくタンデュを繰り返すしかなさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ大腿四頭筋をゆるめるか

腸腰筋は 大腿四頭筋よりも長い筋肉です。

 

大腿四頭筋が縮んでいると、長い腸腰筋は大腿四頭筋よりも収縮できません。

 

 

腸腰筋を使うには 大腿四頭筋を完全にリラックスさせた状態でなくてはならないのです。

 

 

 

 

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